社長×専務クロストーク

父の背中を見て育ったから

社:今村不動産の創業については、個人的には育った環境が大きいと思います。一般の不動産業界に勤めていましたが、そろそろ「次」を考えていかなければ、と思っていたときに周りのたくさんの方々が後押しをしてくれて…。

専:僕は自分でもすでに会社を立ち上げる予定で進めていたこともあり、それなら一緒にやらないかと。

社:私たち兄弟は、商売人である父の背中を見て育ったので、いつかはそれぞれ自分で商売を起こすんだと漠然とではありますが、きっとそうなると考えていました。

専:兄弟の間でも集まったら、将来の話をよくしていましたね。それぞれが会社を起こす前提で考えて話していました。三人ともが不動産業界に入ったときは、将来的に連携できるようなポジショニングの取り方をしていこう、なんて話で盛り上がったりも。

社長

経営者という立場を自覚し始めた

社:二人で会社を立ち上げて、始めの頃はとにかくがむしゃらに頑張っていました。会社をつくったからには儲けたいという思いが一番強かったですね(笑)

専:それぞれが不動産業界経験者でもあったので、もっているノウハウとアイデアを出し合って、ありがたいことに業績を落とさずにここまでやってこられました。

社:三年目に入った頃から少しずつ社員を増やしていきました。その頃から経営者としての見方や価値観が変わってきたな、と思います。いろんな方の応援があったから大きなトラブルもなく無事ここまでこられた。だからこれからは周りの人や社会に還元しなければ、と。

専:自分たちのために頑張ってきた時代が過ぎて、社員を大切に考えることはもちろん、社会に貢献できる会社にならなければ、と少しずつ意識が変化していきました。 社会性を意識できるよう、会社をきちんとブランディングする必要があると強く感じました。

専務

個々の成長のための環境づくり

社:今いる社員のみんなは、会社をどう思っているのかな(笑)

専:仲はいいと思っています。ただ僕らは役員側なので、何もかも正直に言ってもらえる訳ではないとも思います。
だからこそ、働き方改革や社内の環境づくりについては僕らが意欲的に取り組んでいます。

社:そうですね、会社の環境や規則の改善は役員側にしかできないことなので、みんなの意見も聞きながら固定概念に囚われず、それぞれの家庭の事情に合ったより働きやすい環境づくりに取り組んでいきたいと思っています。

専:仕事のモチベーションを保つという意味でも、環境づくりは重要なことだと考えています。仕事のパフォーマンスを上げるための働き方改革という考えのもと、今後も取り組んでいきたいと思います。

社長 専務

メリハリを何よりも大切に

社:先ほども言ったように、みんなが働きやすい環境を目指しています。裏を返せば、仕事にとことん集中できる環境作りともいえますね。例えばまだ幼い子供や介護が必要な家族がいて、会社にいても気が気じゃない、という状態であれば時短出勤の相談も受けますし、リモートワークを希望するならそれで構わないという考えです。

社:仕事の効率が悪いのは、本人の能力だけの問題ではないかもしれない。少し働き方を変えてあげるだけで解消されることもたくさんあると考えています。

専:逆に僕は、ハード面をとことん追求することでみんなの仕事の品質が落ちないよう、あえて厳しい目で見ています。業務効率が上がるということは、仕事の精度も上がるということです。それは彼ら自身の自信にも繋がり、人としても成長できることだと考えています。

社長 専務

社員とともに成長できる会社でありたい

社:私たちの夢は、今村ブランドの街をつくることです。
建物や住宅、商業施設に至るまで、様々な社会問題・課題を考慮し導線を考え尽くした街づくりがしたいですね。

専:せっかくいろんなノウハウがあるからいつかは挑戦したいし、不可能なことではないと思ってます。今村ブランドを理解して好きになってくれた人が住む街。僕らにとっては理想の街ですし、作れたら最高だと思います。

社:ただこうやって夢を語り合うのも悪くないですが、それを実現するために今を頑張りたいと思います。
市場の動向をリアルタイムで追いながら課題を見出し、何が最適解となるか、一つひとつ解決していった先に理想の未来を実現できるだけの力がついていると思います。

専:今いる社員はもちろん、これから入ってくれる方も、共に成長しながら会社を盛り上げていきたいと思います。

社長 専務